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精巣炎・精巣上体炎
精巣炎(せいそうえん)と精巣上体炎(せいそうじょうたいえん)は、いずれも陰嚢内に炎症が起こる病気です。発症する部位が少し異なりますが、症状が似ており同時に発症することもあります。
精巣上体は、精巣の上端から後ろに沿って位置する細長い器官で、精子を成熟させて貯留する働きがあります。この精巣上体に尿道や膀胱などから逆流した細菌やウイルスが感染することで発症します。
主な原因としては、
主な症状は、陰嚢の腫れ・痛み・発赤・発熱などで、重症化すると陰嚢に膿がたまり(膿瘍)、皮膚がやぶれて膿が出る(自壊)こともあります。
精巣炎は、主に流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)に続発して起こり、通常は耳下腺炎発症から5日前後で発症します。症状は精巣上体炎と似ており、陰嚢の腫れ・痛み・発赤・発熱がみられます。重症化すると精巣が委縮し、将来的に精子をつくる力(受精能力)が低下することがあります。
流行性耳下腺炎の既往を確認します(精巣炎)。 陰嚢を持ち上げた時に痛みが軽減すれば精巣上体炎を示唆します。(=Prehnプレーン徴候陰性)
尿中の細菌や白血球を調べ、尿路感染症の有無を確認します。
炎症の程度(白血球数・CRP)や、流行性耳下腺炎ウイルス(ムンプスウイルス)の抗体を調べます。
炎症の部位(精巣か精巣上体か)を確認し、血流や膿の有無を評価します。精索捻転との鑑別にも有用です。