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LOH症候群
「なんとなくだるくてやる気が出ない」「突然、ほてりや発汗がある」といった症状がある場合、男性ホルモン(テストステロン)の低下が原因かもしれません。
男性ホルモンの低下によって、身体的・精神的・性機能にさまざまな不調が現れる状態を「LOH(late-onset hypogonadism)症候群(ローしょうこうぐん):加齢男性性腺機能低下症候群」と呼びます。テストステロンは20代をピークに少しずつ減少し始めるため、40代以降に症状が出てくることが多くなります。
疲れやすい、発汗・ほてり、肥満・メタボリックシンドロームなど
イライラ、不安、不眠、うつ症状、認知症、興味・意欲の低下、集中・記憶力の低下など
性欲の低下、ED(勃起障害)など
症状の評価はAMSスコア(Aging Male’s Symptoms score)と呼ばれる、自己評価型スコアが広く使用され、17の質問項目を5段階で評価し、重症度を分類します。
| AMSスコア(Aging Male’s Symptom score) なし 0点 軽い 1点 中等度 2点 重い 3点 非常に重い 4点 | 点数 |
| 1 総合的に調子が思わしくない (健康状態・本人自身の感じ方) | |
| 2 関節や筋肉の痛み (腰痛・関節痛・手足の痛み・背中の痛み) | |
| 3 ひどい発汗 (思いがけず突然汗が出る。緊張や運動と関係なくほてる) | |
| 4 睡眠の眠り (寝つきが悪い・ぐっすり眠れない・寝起きが早く疲れがとれない・浅い睡眠・眠れない) | |
| 5 良く眠くなる、しばしば疲れを感じる | |
| 6 いらいらする (当たり散らす・些細のことにすぐ腹を立てる・不機嫌になる) | |
| 7 神経質になった (緊張しやすい・精神的に落ち着かない・じっとしていられない) | |
| 8 不安感 (パニック状態になる) | |
| 9 からだの疲労や行動力の減退 (全般的な行動力の低下・活動の減少・余暇活動に興味がない・達成感がない・自分をせかさないと何もしない) | |
| 10 筋力の低下 | |
| 11 憂うつな気分 (落ち込み・悲しみ・涙もろい・意欲がわかない・気分のむら・無用感) | |
| 12 ”絶頂期は過ぎた”と感じる | |
| 13 力尽きた、どん底にいると感じる | |
| 14 ひげの伸びが遅くなった | |
| 15 性的能力の衰え | |
| 16 早期勃起(朝立ち)の回数の減少 | |
| 17 性欲の低下 (セックスが楽しくない・性交の欲求が起こらない) |
スコアの合計点
26点以下:正常
27~36点:軽度
37~49点:中等度
50点以上:重度
採血ではテストステロン、遊離テストステロンを測定します。
目安としては、下記の数値が出た場合治療を検討します。
まずは、「規則正しい生活習慣」や「十分な睡眠時間の確保」といった生活習慣の見直しを行います。これでも改善が見られない場合には、薬物療法を検討します。
血中テストステロンの低下が確認された場合には、テストステロン製剤によるホルモン補充療法を行うことがあります。ただし、以下の疾患がある方には補充療法は適応できません。
そのような場合には、以下のような対症療法を行います。
患者さんの症状に応じて、個別に対応する治療が中心となります。