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副腎腫瘍
副腎は、左右の腎臓の上に位置する、約3〜4cmの小さな三角形の臓器です。「副腎皮質」と「副腎髄質」の2つの部分から構成されており、それぞれ異なるホルモンを生産・分泌しています。
副腎腫瘍(ふくじんしゅよう)には、「良性」と「悪性(がん)」のものがあり、さらにホルモンを過剰に分泌する「機能性腫瘍」と、ホルモン分泌に異常がない「非機能性腫瘍」に分類されます。
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| 腫瘍の名前 | 特徴 | 主な症状 |
| 非機能性副腎皮質腺腫 | ・ホルモンの過剰分泌がない。 ・他の検査中に偶然見つかることが多い。 | 無症状が多い |
| クッシング症候群 | ・コルチゾールを過剰に分泌する腫瘍。 ・明らかな症状がない場合は、「サブクリニカル・クッシング症候群」と呼ばれる。 | 中心性肥満、満月様顔貌(まんげつようがんぼう)、高血圧、糖尿病など |
| 原発性アルドステロン症 | ・アルドステロンを過剰に分泌する腫瘍。 ・高血圧患者の約5〜10%を占める。 | 高血圧、低カリウム血症、筋力低下など |
| 褐色細胞腫(かっしょくさいぼうしゅ) | ・カテコールアミンを過剰に分泌する腫瘍。 ・遺伝性疾患が背景にある場合もある。 | 発作性高血圧、動悸、頭痛、発汗など |
| 副腎がん | ・副腎皮質に発生する非常にまれな悪性腫 ・進行が早く、予後が不良。 | 腫瘍の増大による腹痛や腹部膨満感。 ホルモンの過剰分泌により、高血圧、高血糖、筋力低下、肥満などの症状がみられることもある。 |
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副腎からホルモンが過剰に分泌されていないかを調べます。
腫瘍の大きさや形、悪性の可能性、転移の有無などを評価します。
褐色細胞腫や悪性腫瘍などの評価に用います。
左右どちらの副腎がホルモンを過剰に分泌しているかを調べます。
腫瘍の種類・大きさ・ホルモンの分泌の有無によって、治療方針が異なります。
非機能性腫瘍で4cm未満と小さい場合は、定期的に経過を観察します。経過中に腫瘍が増大してきた場合は、悪性の可能性を考慮し、摘出手術を検討します。
機能性腫瘍や悪性腫瘍が疑われる場合は手術を行います。通常は腹腔鏡手術が主流ですが、腫瘍が大きい場合や周囲への浸潤が疑われる場合には開腹手術が選択されることもあります。
悪性腫瘍で手術が困難な場合や、術後に再発のリスクが高い場合は、抗がん剤による治療を行います。